日々是瑣末的。
宇宙と軍服と主従と美少女にまみれたおぼえがきのようなもの
太平洋の奇跡
『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』を観てきました。映画の内容の所為か平日朝一の所為か周りはほとんど年配の方だったよ。邦画で戦争ものなので戦闘シーンは特に期待していなかったけど、ブービートラップには本当にびくっとした。毒だと思うじゃん……。映画館で観ているだけあって迫力がありました(最近戦争ものはテレビで見てたからなあ)。
周りのキャストがそれぞれ感情を露にしていたりそれこそ気が触れてしまったりしている中で、大場栄大尉を演じる竹野内豊が淡々と抑えた演技をしているのが逆にアクセントになってたんじゃないかと思います。
大場大尉の頭上をB-29(だよね?)が飛んでいくシーンが印象的でした。日本軍は残存兵がジャングルの中を逃げ回ってる状態なのに、あんな四発の大型爆撃機を、しかも日本本土を爆撃するために次々と島から飛ばしているのを目の当たりにしたら絶望してしまうよ。
あと、「椰子の実」が流れるとちょっと泣きたくなってしまうね。
日本側の軍人と民間人が寄せ集めのはずなのに急にまとまりすぎとか、唐沢さんの扱いがもったいないとか(もっといいキャラになるはずだよなあ)、なんですぐ大尉のこと言ってしまうん?とか色々突っ込みたいとろはありますが、でもいい映画だと思いました。もっと若い人が見ればいいんじゃないかなあ。
いや、でもやっぱりタイガーの最期辺りはもうちょっと何とかするべきだっただろ……原作準拠なら仕方がないけど(原作未読)、多分彼は(元になった人物はあっても)フィクションの人だろうし。
ちょうど今日、アンビリーバボーで大場大尉と奥さんのラブレターの話をやってました(パンフにもちょこっとその本のことが載ってますね)。サイパンから生還された後もドラマティックな人生だなあ、と思いました。
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