日々是瑣末的。
宇宙と軍服と主従と美少女にまみれたおぼえがきのようなもの
とある飛空士への恋歌 5(犬村小六/ガガガ文庫)
恋歌完結編です。こちら空戦目当ての人間ですから途中の巻でめげそうになったけど、最終巻まで読んでよかったーと思わせてくれる作品でした。ツンデレツンデレはまだしも、何か色々とメタ発言とか軽すぎる学園ノリが受け付けなかったんだけど、3巻後半~4巻の巻き返しがすごかった。主人公もちゃんと成長してビルドゥングス・ロマンしてた。あと、最後、彼らの物語はまだまだ続くんだ、という終わり方で、クレア奪還しておめでとう!ラヴラヴ!みたいなハッピーエンドよりも余韻が残っててよかったと思います。
あ、でも若干ボリューム不足は否めないかも。空族の第二王子はどうなったんだ。まあいいのか。
一番好きなシーンは「空の果て」での三機編隊宙返りです。いなくなった子達のことを思い出してうわーやべー泣くーとなりました。やっぱり地上にいる時の彼らよりもあと恋の話よりも空を飛んでいる時の話が好きなのです。
あと海猫さん!追憶から読んでるので皇妃と海猫の登場は嬉しい……。
それから、寮監が何か浮いてるなあと思ってたら、別作品からのスターシステム的登場なんですね(wikipediaに書いてあった)。納得行ったよ。
追憶の映画が今年秋公開のようなので、できたら見に行きたいです。
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