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新選組 幕末の青嵐(木内昇/集英社文庫)



薦められて読んだ途端作者が直木賞とってました。新選組もの久し振りに読んだなあ。本棚には色々たくさんあります。 司馬遼太郎をはじめ、ほとんどを中学時代に揃えました。

『新選組 幕末の青嵐』は、章ごとに語り手(主観)が移り変わっていく形式の物語です(とはいえ土方さんがメインっぽい)。上洛前から、箱館以降の後日談まで。各隊士や関係者の視点から描かれた、見かけは短編集のような感じで、でも一連の作品として時系列で繋がっています。文章はちょっと淡々としてるかな。そんなにくどくない。さらっと読めるけど、要所要所でやっぱりうるっと来てしまいました。山南さんとか山南さんとか山南さんとか(大河もあの回は号泣だったよ堺さんがよかったよ)。

わたしは新選組では沖田総司がすきで、新選組ものはそのキャラ造形で好き嫌いが決まってしまうことが多いのですが、木内さんの描く沖田総司はわたしの好き系統でした。というか『新選組血風録』系だな。ちょっと人間味が薄くてにこにこしてて話の通じない天才。
平助とか左之助にちょっと違和感があるなあと思いつつ、でもこの斎藤一は好きだなー。わたしは人間味のない人が人間っぽくなっていくのが好きなのか。

紹介文で「青春時代小説」と書かれていたけど、ほんとにそんな感じでした。時代劇というよりは、当時の若者たちの話だなあ。

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