日々是瑣末的。
宇宙と軍服と主従と美少女にまみれたおぼえがきのようなもの
新選組 幕末の青嵐(木内昇/集英社文庫)
薦められて読んだ途端作者が直木賞とってました。新選組もの久し振りに読んだなあ。本棚には色々たくさんあります。 司馬遼太郎をはじめ、ほとんどを中学時代に揃えました。
『新選組 幕末の青嵐』は、章ごとに語り手(主観)が移り変わっていく形式の物語です(とはいえ土方さんがメインっぽい)。上洛前から、箱館以降の後日談まで。各隊士や関係者の視点から描かれた、見かけは短編集のような感じで、でも一連の作品として時系列で繋がっています。文章はちょっと淡々としてるかな。そんなにくどくない。さらっと読めるけど、要所要所でやっぱりうるっと来てしまいました。山南さんとか山南さんとか山南さんとか(大河もあの回は号泣だったよ堺さんがよかったよ)。
わたしは新選組では沖田総司がすきで、新選組ものはそのキャラ造形で好き嫌いが決まってしまうことが多いのですが、木内さんの描く沖田総司はわたしの好き系統でした。というか『新選組血風録』系だな。ちょっと人間味が薄くてにこにこしてて話の通じない天才。
平助とか左之助にちょっと違和感があるなあと思いつつ、でもこの斎藤一は好きだなー。わたしは人間味のない人が人間っぽくなっていくのが好きなのか。
紹介文で「青春時代小説」と書かれていたけど、ほんとにそんな感じでした。時代劇というよりは、当時の若者たちの話だなあ。
PR
物欲
欲しかった鞄の最後のいっこ(キャンセル分の販売があった)を競り負けたのが残念でたまりません……悔しい。
恋歌最終巻届いたー。明日電車で読みます。飛行機ものってもっとないかな?できればジェットよりレシプロ機がいいです。
恋歌最終巻届いたー。明日電車で読みます。飛行機ものってもっとないかな?できればジェットよりレシプロ機がいいです。
階段を上がるとそこは雪国だった
京都の寒さに打ちひしがれております。現在進行形。でも雪が融けただけましです。雪が氷になっていて歩くだけでめげました。底がつるつるのブーツでは無理だ。途中で帰ろうかと思った。
本をたくさん注文したので届くのが楽しみです。
本をたくさん注文したので届くのが楽しみです。
将国のアルタイル 8(カトウコトノ/シリウスコミックス)

今わたしが一番好きなまんが『将国のアルタイル』の新刊が出ていたので買いました。1巻を本屋さんで見つけて表紙買いをした時からハマっております。皆もっと読めばいいのになー!トルコ風の国を舞台に、犬鷲を使う少年将軍が主人公のファンタジーです。マフムートかわいい。女装が板についてきたぜ……。6巻とかちょういやいやそうだったのに、もう、安定の女装(アレはいちゃいちゃされるのが厭だっただけなのか?)。8巻のヒロインニキたんより美少女。17歳男子なのに。
まあニキたんはすばらしく平らかでよいですけどね!7巻までのヒロイン・アイシェたんのツンツンえらそう吊り目女子っぷりもよかったんだけどー。叔父姪萌え。
舞台が舞台なのでパシャやらディワーンやら耳慣れない単語がいっぱい出てきて最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、地中海周辺の実在の国がモデルになっているのは明らかなので(フェニキアとかヴェネツィアとかフィレンツェとか)、その辺を知っていればより楽しめるかもしれないです。バルトラインはドイツっていうか神聖ローマ辺りなのかしら。
肝心の8巻の感想ですが、ザガノスさんに正面きってるマフたんがよかったです。「幸福に死ねる人間」てのは「指揮官には戦いに臨む部下たちがせめて幸福に死ねるよう導く才も必要」っていうところからかかってるんだよな。あれは喧嘩を売ってるのか皮肉なのかそれとも……どうなんだろう。ザガノっさんにその才はあるけど、それ以前にそうならないよう政治をしろよ、っつーマフたんの挑発なのかしら。
あと、海戦とかテンション上がるな!直接的な戦いもいいけど、政治でも軍事でもなく商業(流通)を使って、掌の上で国同士の関係をもつれさせてるのがおもしろい。次は北方の国に行くらしいし、続きが楽しみです。雑誌買おうかな~。
ネットで色々見てるとザガノっさんは貧乏キャラなのか(笑)1巻読んでた頃はもうちょっと悪役振りを出してくるのかと思ったら意外とそうでもなく。もうちょっと出てきてほしいなあ。
大変なお正月です
大晦日は横浜でうさぎカフェに行ったり中華街に行ったりして、12時過ぎた頃に東京で初詣をして、朝に地元に帰ってきました。ら、PCが壊れました。涙に濡れながらおせちを食べて再び初詣に行き(今度は家族と)、それから日本橋で正月からパーツを買ってPC復旧させてました……こんな正月厭だ。いや、でもデータは取り出せたしPCも動くようになったからよかった。
カレンダー
プロフィール
HN:
あおい
自己紹介:
ねこと読書がすき。