日々是瑣末的。
訓練支援艦「てんりゅう」一般公開@堺泉北港大浜埠頭
10/20、堺泉北港大浜埠頭で一般公開された訓練支援艦「てんりゅう」を見学しに行ってきました!
訓練支援艦、というのは世界的に見ても珍しい艦種だそうで、護衛艦などがミサイルの訓練を行う際に、その標的となる無人機を管制する艦です。残念ながら艦橋などの公開はなく、甲板だけでしたが。てんりゅうは先週の観艦式に参加していたので、横須賀から堺に直行してくれた模様。
堺の駅前から岸壁までシャトルバスが出ていたのですが、9:00から公開開始のところを30分ちょっと前に着いたら既に列ができていました。マイクロバス4台で輸送とのこと。「ひゅうが」の時と同様、家族連れと、おふね好きと思しきおじさま方が多いです。
初めのうちに入ったからか、集合して説明を聞くことができました。主に無人標的機についてですね。この標的機、1機2~3億円とのこと。しかももう日本に(=世界に)5機しかない。新しいの(CHUKARⅢ)で1億円、そして1発2~3000万のミサイル……と解説ののち、訓練用の模擬弾は直撃させずに、何回も繰り返して使うので「皆様の血税は無駄にしておりません!」と力いっぱいご説明が(笑)。多分2回くらい言ってた。実弾だと標的の近くで爆発するので一発で終わりですが、模擬弾はそれがないので大丈夫なんだとか。
あれですね、戦艦の射撃訓練も主砲は消耗品だし砲弾も高価だしで外とう砲とか使ってたんだよね。海自だと、「あまつかぜ」だっけ、昔RIMPACかなんかで、米軍の1機1億円の標的にヒットさせちゃって、みたいな話が……。
あと、「お子さんやご友人に、陸上でも航空でもなく海上自衛隊に入るよう勧めてください」って仰ってました。
これらの標的機は、ラジコンみたいに動かすんだとか。
ちょっとだけ、個別に質問もできて、楽しかったです。やっぱり「ソマリア行ってたよ」ってお話を聞きました。あと、てんりゅうには10人ほど女性の自衛官さんも乗っているのだとか。
9月のひゅうが見学の時に、呉の子はおっとりしている、って話を聞いたので、「他のところの艦と違いってありますか?」って訊いてみたら、「横須賀にいた時の方がせかせかしてたかも」(てんりゅうの前は横須賀所属の護衛艦に乗っていらした)だそうです。
この日は風がなかなか吹かなくて、自衛艦旗がはためくところを撮影しようとしていたおじさまと一緒に「風吹かないね」「ですねー」なんて言ってました。
あと、お土産に、パンフレットの他、観艦式で配付されたと思しきグッズ(シールやクリアファイル)とカレンダーもいただきましたー!てんりゅうは今後、「あきづき」と訓練をして、それから呉に帰るそうです。
電灯艦飾の準備があったので、夜までいたいなあと思ったのですが、流石に一人で日暮れまで過ごすのはきつかったので、「堺まつり」を少しだけ覗いてお祭りグルメを食して、あと路面電車に乗ったりして帰りました。お天気にも恵まれて(また日焼けした……)いい一日でした!