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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年/スウェーデン)

DVDが届いたので観ました。前に感想を書いた『MORSE』の映画版です。スウェーデンの作品。あらすじは小説版と大体同じなので省略。

子役がすごいかわいいなーいじめられっこの主人公・オスカー役(原作邦訳ではオスカル)のいかにも北欧!って感じの白に近い金髪だし透き通るような肌の色だし華奢な感じだし。エリ役の女の子は反対に可愛い系ではないけど中性的で大人びていて、でもって眼力がすごい。じっと見られたらたじろいでしまいそう。北欧の冬で一面雪なんだけど半袖で佇んでいる超然としたところもいいな。

マダオの逆襲部分がなくなっているので、変態度が下がってて幸いかも。いやーもうほんとまるでだめなオッサンだからね。エリはもうちょっと協力者を選んだ方がいい。

映画版で惜しむらくはエリの正体(ヴァンパイアだってことじゃなくて「女の子じゃない」ってこと)がわかりにくいのが難点だなー。エリは何度も自分が女の子じゃなくてもいいの、ということを確認するんだけど、エリがオスカーに自分の過去を見せるシーンがなくなってるし、オスカーがエリの着替えを見ちゃうシーンも肝心のところがぼかしになってるのでイミフなんだよね……。そこには去勢痕があるわけで、それで「普通の」女の子じゃない、ってことじゃなくてそもそも「女の子じゃない」ことがわかる仕掛けなんだけど。海外版ではちゃんと映ってる(らしい)だけに惜しいな、と思いました。

映画自体はすごく淡々としているので、飽きちゃう人もいるかも。淡白に原作を(端折りつつ)なぞってる。なんで、原作読んでからの方がわかりやすいかな。

ハリウッド版も楽しみなんですがエリ(アビー)が普通に女の子に見える……男の子設定はなくしちゃったのかなー。
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