日々是瑣末的。
とある飛空士への追憶(2011年/日本)
下層階級出身の混血の飛空士と次期皇妃となる公爵令嬢の、1万2000キロの旅と、空戦と、身分違いの恋の物語。
説明不足とかカットされたシーンはあるけど、原作のストーリーを大幅に変えることなくほぼそのまま映画にしてくれていて、すごい嬉しかった!変にアレンジして、それがいい方向に進めばいいんだけど(例えば福井晴敏作品の映画版ラストは原作よりすっきりしていて好きだ)、大体の場合は、原作読了済の人間にとっては改悪としか考えられないものになるので……。
デル・モラル邸襲撃のシーンとかかっこよかったね!シャルルの「……ごめん」のシーンが好きだなあ。空雷をぎりぎりまで引き付けて敵艦隊にぶつけるところ。墜ちていく人とかね。あと、サンタ・クルスのダンスのシーン、と砂金を撒くシーン。空戦と、ラストはほんと動いてくれてうれしい!という感じ。文章だけでも想像できるけど、やっぱり戦闘シーンは特に動いてるところを大画面で見たいものだ。
あ、そんなミリオタではないしファンタジーだと思ってるんで実際あんな動きはおかしいとかそういうのは気にしてません!そんな至近距離で艦隊同士撃ち合ったりしたら大変なことになるとは思うけど!
難を言うなら、シャルルとファナがサン・マルティリアを出発する時に、囮として敵基地に総攻撃をかけた人たちの描写がちょっとでもあればよかったんだけどなあ……。
あと、ファナが引鉄を引きシーンは、原作の小さく名前を呼ぶ方がよかったな!あそこはファナがサンタ・クルスの機動についていけてて、ちゃんと眼を見開けていることの理由を、ちょっとモノローグで入れてくれた方がよかったかもしれない。シャルルも、ファナがとっくに気絶してると思ってたわけだし。
あと声は……まあ神木君はまだ我慢できたけどファナ役の子は……舌足らずというか、公爵令嬢っぽさが全然ない……。最初のうちは、ファナも感情を押し殺しているので棒でも合わなくないかな、っていう感じだったんですが。やっぱりここはちゃんと声で変化を演技出来る声優さんにしてほしかった!声に俳優を持ってくることで一般向けに振ったのかとも思うけど(原作も一般向けで出たし)、それは多分失敗している……。もうターゲット層が行方不明!それならもうヲタク層向けにすればよかったと思うの!カルロ皇子に小野Dとかヨアキンに浪川さんとか使ってる場合じゃないと思うの!
声だけもうちょっとよかったら、DVDとかBD出たらほしいんだけど……ちょっと悩むところです。
(´・ω・`)
先だって、母方の叔父が亡くなりました。膵臓がんで2年近い闘病生活の末の他界でした。お葬式も終わって、一区切りついたので、日記を書き残しておきたいと思います。
叔父が突然「このままだと余命半年」と宣告されたのが、約2年前のことで、当初は糖尿病の疑いで入院して検査をしたら、末期の膵臓がんだってことがわかりました。手術ももうできなくて、放射線治療をしてきたんだけど、その甲斐もなくて。最初にお医者さんに言われた「半年」よりは随分永らえたけど、手の施しようがなくてホスピスに入院した矢先のことでした。叔父さんはまだ50代前半で、平均寿命からすると、早すぎる、と思います。
最期の方は母が何度も夜中に病院に呼び出されたりで、家の中が常にばたばたしていて、ちょっと家族が険悪になったりもしました。わたしも、連絡を取らないといけない人になかなかメールをできなかったりして、不義理をしたと思います。
お葬式の時、従弟がとてもしっかりしてたのが印象的でした。叔父さん一家はしばらく関東に住んでいたこともあって、わたしが覚えている従弟はほんと小さい頃で、大きくなってからは法事の時に顔を合わせればいいくらいだったので。祖父母の家に小さい時の写真のパネルがずっと飾ってあったので、そのイメージが抜けないんですよね。相変わらず細身でひょろっとはしているけど、やっぱり長男だし、社会人なんだなあ。下の子(従妹)はまだ学生さんなんで、ちょっと心配です。
あと、母方が結構がんで亡くなっているので、母にもちゃんと定期的に健康診断を受けてほしいんだけど、世の中のお母さんという人種はどうしてこう検査を受けてくれないんだろう!無理矢理人間ドックに突っ込みたいくらいなんだよ本当は……。
「毎日が誰かの誕生日で、誰かの命日だ」とRevoさんは歌詞にしたけど、大好きな人の生まれた日が大切な人の亡くなった日になるなんて思いもしなかったよ。
サンホラカラオケに行ってきました!(昨日)
この前のライブで仲良くなったローランの片方の子に誘ってもらって、SHカラオケオフに行ってきました。休み取って(笑)まあ休みを取った日に相変わらず京都かって話なんですが。でもSH好きな友達が東京に1人いるくらいなので、最大8人で歌えてよかったよー!『宵闇の歌』歌った時、ちょうどメルヒェンさん+7人の屍人姫になってたw
最初、誘ってくれた子が若いので皆それくらいの年齢だったらどうしよう(@_@)ってドキドキしてましたが、意外と年齢幅があったのでよかった。まあ多分最年長だったろうけどね。
SHをカラオケで歌う時に何が困るって、一般の人の前で歌えない癖に、ヒトカラでも難易度が高い(パート分けできない)ってことなんですよね。なのでどうしても同志の協力が必要なのです。今回はそれができてとーっても楽しかった!
でも、一人だったら主旋律を歌ってればいいんですが、パート分けるとハモる必要が出てきて、そこは要練習だなって思いました。今後の課題です。周りの人は慣れてるのかほんとうまかった。あと、誰が何処を歌っているかまで注意して聞いていないので、厳密に分けろと言われたら無理……。普段女の子パート歌ってるけど男パート担当の方が音域的には楽なのでそっち練習する!ってテッテレ王子は男性Vo.じゃないけど!
自分が入れた曲じゃない時もヘルプで台詞読んだりハモったりしてたから、終わった後、自分でも気付かないうちに喉が嗄れてたよ。フリータイムの最初から最後までとか初めてだよね。11:00~19:00。8時間!
あと、帰る前にスタバで3人で軽食取りながらお話ししてたんだけど、2人とも将来のことをしっかり考えているなー!という感じですごい感心した……わたしぼんやりした学生時代しか過ごしてこなかった……。やりたいことがある人はいいね。自分が無難な方、というか安全な方流されていったタイプなので。でも苦労したくないんだよ……。
モールス(2010年/米)
日曜日に『モールス』を観てきました。『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッドリメイク版。筋書きは原作リメイクというより映画リメイクのようで、舞台がアメリカに置き換わって、ちょっと登場人物の設定が変わっただけで『ぼくのエリ』とほぼ同じ。『ぼくのエリ』で足りないと感じたところ(エリがヴァンパイアになった経緯とか)を補ってくれたらなあと思ってたので、そこは少し残念かも。
エリ/アビーの偽パパの名前が覚えられないのでマダオ(※)と呼んでいるんですけど、今回挿入されたアビーと子供の頃のマダオの写真のシーンがよかったです。悲劇は繰り返すことの、より強い暗示っぽくて。きっとマダオはオーウェンと同じように少年時代にアビーに惹かれて、行動を共にして血液供給者になって、アビーを生かすためだけに殺人を繰り返してきたのだろうな。
でも、歳を取って体力も落ちて昔のようにうまく狩りをすることができなくなって、マダオはそういう生活に倦んでしまう。狩りにも失敗して自動車事故に遭って、身元がすぐわからないように自分の顔を酸で焼いて病院に運ばれるんだけど、最期は窓枠越し(マダオが声が出せない(=入っていいよ、と言えない)のでアビーはそれ以上室内に入れない)にアビーに自分の血液を与えるところがいいな。
原作マダオは正直ただの小児性愛者の変態おっさんなので、そういう部分やマダオの逆襲をばっさりカットした映画版は純愛風味に収まっててよい。
アビーは自分が女の子じゃないってことを繰り返し言ってたけど、ハリウッド版は原作どおり元・男の子設定だったのかは謎です。スウェーデン版ではちらっとあったそのシーン、カットされてたし(まあ日本版DVDではぼかしのおかげで意味わからんのですが)。流石にあれで男の子だと気付けっていうのは無理だよなあ。
『ぼくのエリ』の方のエリは男の子でもありえるかなって思う感じなのに対し、こっちのアビーはどう見ても女の子でした。あ、でもパーカーのフード被ってる時の顔立ちはちょっと凛々しいかなあ。そういう風に見ようとしたからかもしれませんけど。
どうしてもオリジナルの映画と比べてしまうけど、アビーとオーウェンだけに焦点を絞っていてわかりやすく、充分面白い映画だと思います。子供のヴァンパイアっていう時点でおいしいものね(『屍鬼』の沙子とか『インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア』のクロウディアとか)
※まるでだめなおっさん
Sound Horizon Live Tour 2011 -第一次領土復興遠征- @神戸1日目
ねんがんの さうんどほらいずんのコンサートに いってきたぞ!
もう1週間近く経ってるけど領復の感想です。去年のメルコンは行きたくてもチケット手に入らなかったので今回ようやく初参戦!3階席だったけど!(ファンクラブ入ってないと良席は難しいなあ)5月の劇場上映観に行ってから、コンサート行きたい欲が俄然跳ね上がった。
コンサートが始まる前に物販に並んだんだけど、というか最初並ぶつもりなくて(各地の領復参戦済みの人に「開場後でも買えるよ」って聞いてたので)様子だけ見に行ったはずなんだけど、前後にいた可愛いお嬢さんたちとのお喋りが楽しくて結局最後まで並んじゃった!買い物終了まで全部で2時間半くらいで、そのうち少なくとも1時間は炎天下だったよ(日傘は差してたけど)……よくやった。様子見のつもりだったから実はお昼ご飯は食べてないわ飲み物持ってないわでね……よく死ななかったと思う。でもほしいもの全部買えたからいいや!
会場入りする前に、物販で買った腕章とタトゥーシールを付けて(タトゥーシール1回失敗しちゃった!(;´∀`))、座席へ。3階席の後ろの方だけあって、ステージ上の人は豆粒だけど、その分全体が見渡せました。
開演前に前説があって、これが噂のカミカミ王子かー!って思いました。神戸牛について薀蓄語ってた(笑)あと、腕振りとか、声出しの練習も。
で、本当の開演。今回の陛下……じゃなくて似て非なる人は白エレフヘッドにイドボディでエレフリート!毎回色んな組合せで来るって聞いてたので楽しみにしていたのです。あと、上で書いた参戦済みの人がエレフ好きなので、半分でもエレフ来てよかったー!と思ったり。
セトリはほんと俺得っていうかエレフが来た時点でMoira曲いっぱいになるとは思ってたけど、『奴隷達の英雄』が生で聴けてほんと嬉しくて泣きそうになった……すごい好き……。でも、真に泣ける曲のはずの水月で、「うわああぁぁエロマンガ島なんて来るんじゃなかったああぁあ!」ってwwwwあと薔薇の塔も好き……みくにちゃんが野薔薇姫とアプリコーゼの2役をやってましたね。アイオリア王子もかっこいい!パレードも澪音も聴けたしな~。
革命先生の朗読は、今までの展開をあまり知らないんですが、新潟ローラン達の選択肢によって神戸がエロマンガ島になったのは知ってるw陛下が「今回は一番くだらない」って言ってたけど、何と言うかシスコンとおっぱいと低脳の物語でした。イドが入ってるだけに変態ドSだぜエレフリート。ドS眼鏡萌え。
しかし絶世の美女→ミーシャに違いない!ってどんだけ妹好きなんだよエレフー。二人して崖から転がり落ちてイドルフリート誕生だそうです。8/11が誕生日。「お兄さまー!」とか「走り出した衝動はもう止まらない」とか「バロックの男たち」とかどれだけネタなんだ!
その他MCでは、スキップができないみくにちゃんが可愛かったです。KAORIと一緒でも怪しかったのにひとりだともう……w 窓拭きとか吹き戻しの8割は淡路島産とか青髭の高笑いとか、あっちゃんやSaschaさんの歌とか、8月12日とかいきなり言い出すエレフリートとか、家族愛とおっぱい愛の間で揺れるとか、ヒップも大好きだとか、ああ挙げるとキリがない~。
サンホラのコンサートは観客みんなで歌ったり踊ったりウェーブしたり楽しい!T・N・Gとか星間超トンネルとか、初めてだったけど、まあ振りはよくわからないなりに跳んだり跳ねたり!
SHK国歌歌って、新しい3番を聴いて泣きそうになって(事前にパンフを見てたので余計に)、みんなで手を繋いで礼をして、更に陛下のお話に感動して、最後にまた『Revive』歌ってもう放心状態!ふわああってなったわ。
ほんと一人で行くの心配だったけど、開場まで物販で一緒に並んでたお嬢さんにお茶とカラオケの相手してもらったり、席に着いてからもお隣りの方とお話ししたりで、杞憂だったよ~。こんなことならもっと早くから行っておけばよかったね。
9/10の大阪城ホールもチケット取れたので、たーのしみ!